訪問理美容サービスは需要拡大中・・・

約１年前にもピックアップしました「訪問理美容サービス」について、新たなリサーチ結果が出ています。

訪問理美容サービスに関する利用実態調査 2022
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/42069/

そもそもの「訪問美容」というサービスにつきましては、こちらの過去コラム『【訪問理美容サービスに関する利用実態調査2021】在宅利用が前年比9.3pt増！注目のコロナ禍での新提案とは』をご参照ください。

近年での動向に注目してみますと、

訪問理美容サービス利用者（直近１年以内）の割合
2021年　24.9%　→　2022年　27.1%
認知率
2021年　77.9%　→　2022年　82.3%
平均カット料金
2021年　1,844円　→　2022年　2,147円
訪問理美容サービス非利用者における「今後の利用意向あり」は43.5%で、今後の利用者増加の可能性がうかがえる。一方で、「今後の利用意向なし」は56.5%。その理由は「迎える準備が必要そう・大変そう」が40.9%と、準備に関する不安が最も高い。

認知率・利用率・平均カット料金と、どれも上昇傾向にあり、展望的には明るいといえるものの、認知率（82.3%）と利用率（27.1%）の間にはまだまだ開きがありました。

その、❝利用がためらわれる最も多い理由❞にあげられたのは「準備に関する不安」でした。

では実際に準備するものはどんなものでしょうか？

「ホットペッパービューティーアカデミー」の『訪問美容・実施サロン紹介』では、実際に訪問理美容をされている様々な声が紹介されています。
丁寧な取材は2023年1月6日に50回を数え、どれを読んでもイメージもしやすく説得力があります。

「ホットペッパービューティーアカデミー」『訪問美容・実施サロン紹介』

その中の「vol.49　実例編　ママ美容師が訪問美容で独立した理由は？」では、

初期費用は自動車代も含めて200万円以上かかりました。
自分でやると決めたら、訪問美容をやっているスタイリストさんのブログを参考に、必要な道具をすべて揃えました。シャンプーや薬剤、ロットなどはサロンと同じものを購入し、他にも移動式のシャンプー台や、お部屋に敷く使い捨てのシート、掃除道具、道具一式を運ぶ台車などを購入。また、車がなかったので、ワゴンタイプの軽自動車も買い、宣伝用のホームページを作るためにパソコンも買いました。車の次に高額だったのはシャンプー台。私は重量のあるしっかりしたタイプを選んだので、新品で11万円くらいでした。全部で200万円以上かかった資金は、独身時代からの自分の貯金をあてました。個人宅中心の訪問なので、軽自動車にしてよかったです。訪問先によっては道幅や駐車スペースが狭いことがあるので、小回りの利くタイプがおすすめです。
「vol.49　実例編　ママ美容師が訪問美容で独立した理由は？」

と、実際の具体的な道具や数字があげられています。

サービス提供者側の準備するものがどんなものかがわかれば、利用者側も実際に利用するイメージもしやすくなり、漠然とした不安も薄れるかもしれません。

以下は基本的なもの一覧です。
（準備する道具に関しては、訪問先が施設かご自宅か等で利用者様の方で用意していただけるもの、いただけないものも違ってくると思います。事前の確認はその都度した方が良いかもしれません）

基本	カルテ領収書シャンプートリートメントスリッパビニール袋（大/ゴミ袋ビニール袋（小）延長コードレジャーシートほうき・ちりとりローラー式粘着クリーナー毛払いブラシ消毒液消毒液用カップ絆創膏コットンドライヤー時計・タイマータオル（数枚）養生テープ手洗い用石鹸筆記用具（ボールペン）おつり新聞紙掃除機/簡易モップ（使い捨て）ティッシュ鏡（正面用鏡・見開き鏡/）ハンドミラーフェイスシートボウル/洗面器キャスター付きワゴン 50音が書かれた表　など
カット	シザーズセットヘアークリッパー（バリカン）カットコームスプレイヤーダックカール/ヘアクリップ（数本）カットクロス/シャンプークロス（車椅子用ロングクロス）シェービングクリーム電動産毛トリマーデンマンブラシロールブラシレザースタイリング剤　など
ヘアカラー	ヘアカラー剤（１剤・２剤）ヘアマニキュアイヤーキャップカラーカップハケマドラー保護クリームラップフィルムグローブ・手袋　カラー用タオルはかりカラー用クロスフェイスクリームリムーバー　など
パーマ	パーマ剤（１剤・２剤）イヤーキャップロッドゴムペーパーパーマキャップパーマ用タオルアプリケーター　など