止まらない値上げの波! そんな現場の選択肢は!?

止まらない値上げの波! そんな現場の選択肢は!?

コロナ禍の中でも少しずつ日常を取り戻しつつある中、ホットペッパービューティーアカデミーより、とても興味深い調査結果が出ました。

値上げタイトル画像
「美容サロンの価格改定に関する調査<ヘアサロン編>」
対象:全国20~49歳の直近半年以内にヘアサロンを利用した男女2,619人

昨年からの全世界的な値上げの流れの中、ヘアサロン業界でも押し流されるように値上げの流れを感じる今日この頃です。
ちょっと前までは「値上げ」と聞くだけでイヤなイメージでしたが、光熱費から何から全てが凄い勢いで上がっていく中、否応なしに上げるより仕方がない空気もあるのではないでしょうか。

とはいえ、値上げの結果お客様の足が遠のくようなことになっては、減益補填どころではありません。
「すでに値上げをされたサロンのお客様の反応」は非常に気になるところで、その気になるところにズバリ切り込んでくれた調査データです。

実際の値上げの状況は? そしてお客様の反応は?

ヘアサロンの値上げ/価格改定について

Q.あなたが直近半年以内に利用したヘアサロンで料金の値上げ/価格改定はありましたか。
(単一回答、n=2,619)

値上げ円グラフ

Q.値上げによって、あなたの利用料金はどのくらい増えましたか/増えそうですか。
(「値上げがあった」「今後予定されている」回答者、単一回答、n=994)

Q.2022 年 4 月~2023 年 4 月の間で、値上げはいつからありましたか/ありますか。
(「値上げがあった」「今後予定されている」回答者、単一回答、n=994)
※「わからない、覚えていない」を除く

Q.あなたの通っているヘアサロンで値上げのあったメニューをすべて教えてください。あなたがご利用されていないメニューであっても、値上げしたメニューのある場合はお答えください。
(「値上げがあった」回答者、複数回答、n=808)

Q.値上げがあったメニューの値上げ幅を教えてください。
(「値上げのあったメニュー」ごとの回答者、各単一回答)

値上げのあった
メニュー
n数500円
未満
500~
1,000円
未満
1,000~
1,500円
未満
1,500円
以上
わからない、
覚えていない
カット71848.9%35.9%6.1%5.6%3.3%
カラー41834.7%42.8%10.0%5.5%6.9%
トリートメント29735.0%38.4%12.1%5.4%9.1%
パーマ23230.2%39.2%12.9%7.4%10.3%
縮毛矯正19329.0%38.3%14.0%8.7%9.8%
ヘッドスパ15436.4%33.1%14.3%6.3%9.7%

物価の上昇傾向と同じイメージの、元料金の1~2割アップされている印象です。
原材料やインフラの値上げ率からすると、ギリギリかと思われますし、お客様的にも許容範囲と思っていただけるかなと感じますが、それでも厳しいと思われてしまうかもしれません。

値上げによるお客様の動向は?

ここが最も気になるところです。
問いかけもストレートです。

Q.あなたはその値上げに納得していますか。(「値上げがあった」「今後予定されている」回答者、単一回答、n=994)

値上げ円グラフ

「納得してる」がほとんどです。
やはり、昨年からこれだけインフラから何から値上がりしている中では、皆さん致し方ないと思われるのだと思います。
ただ、そこでまた気になるのは、そのせいでご利用頻度が下がってしまう事でしょうか。

「値上げ」によるサロンの利用意向の変化

Q. 値上げによってサロンを変えたいと思いますか。
(単一回答、n=2,619)

Q. 値上げによってサロンの利用頻度は変わると思いますか。
(単一回答、n=2,619)

お店を変えるつもりはない3分の2強
やはりいつものお店というお客様が大勢で、利用頻度を変えるつもりはない3分の2弱で、変わらご利用いただければありがたいことです
が、一方で店を変えるつもり1割弱利用頻度を減らす4分の1弱。ここは少しでも少なく抑えたいところです。

“値上げ”ではなく、“適正価格”で。

値上げをせざるをえない中で、お客様のご利用控えは少しでも抑えて変わらぬ頻度でご利用続けていただけるためにも、やはり、当たり前ですが値上げ幅をできうる限り小さく収め、尚且つサロンのベイアップも確保していくことが大事。つまりサービスの品質は維持しつつ経費を抑えるという、基本的なところに戻ります。そんな当たり前のことは、出来得ることはもうとっくにされていることでしょう。新たに出来る事というのはもう限られてるかもしれません。

そんな中で、お店の古くなった設備や壊れてしまった機材の買い替えの選択肢に、質の良い中古商品 というのは、あり、かもしれません。

お店の運営に必要な機材の不可欠なスペックと予算が定まりましたら、ぜひ一度新品・中古の隔てなく探してみるというのは如何でしょうか。


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